お気を付けください

どのワクチン接種にもいえますが、接種するときは猫の体調の良いときにしましょう。
体調の悪いときや、妊娠中の猫には行わない方がよいでしょう。(動物病院でよく確認してください)
接種後5日~10日は、トリミングやペットホテルのご利用ができない場合があります(動物病院でご確認ください)。

ワクチンは何故必要なのでしょう?

弱めたウイルスを猫の体内に入れることで、そのウイルスに対して抗体をつくり、実際のウイルスが侵入してきてもそのウイルスを無害にし、病気にかかりにくくします。
外に出さないからといって、ワクチン接種をしない人がいますが、病院へいったり猫好きの人に会ったとき、伝染する可能性があります。外に出さない猫でも予防は必要でしょう。

ワクチンの種類

三種混合ワクチン

主な予防接種

  1. 猫伝染性腸炎
  2. 猫汎白血球減少症ともよばれ、バルボウイルスが原因で血液中の白血球の数が激減してしまい、そのため細菌やほかのウイルスに対する抵抗力が衰え合併症を起こしやすくなります。感染すると高熱、嘔吐、ときには下痢がはじまり、脱水症状となります。のどが麻痺して自分で水がのめなくなることもあります。このパルボウイルスは感染力が強くウイルスをもった他の猫との接触によりすぐに感染します。感染した猫が以前いたことがある家庭は、次の猫を迎えるときには1年ほど待たれた方がいいでしょう。
  3. 猫ウイルス性鼻気管炎
  4. 猫の風邪とよばれる伝染病です。ヘルペスウイルスが原因で呼吸器系が冒されます。せき、くしゃみ、40度以上の発熱が主な症状です。症状が進むと、下痢をする、食欲がなくなる、脱水症状を示すようになります。この病気にかかった他の猫のくしゃみ、鼻水、目やに、よだれ、排泄物などから空気感染します。このウイルス自体はパルボウイルスほど強くはなく、通常は2週間ほどで回復しますが治療は症状が完全になくなるまで続けて下さい。慢性の鼻炎になる可能性もあります。
  5. カリシウイルス感染症
  6. これも猫の風邪といわれる伝染性呼吸器疾患のひとつで、ヘルペスウイルスよりも比較的症状は軽く、普通1~2週間で回復するようです。猫ウイルス性鼻気管炎の症状と大変よく似ています。

ワクチンの料金

病院によって違いますので、初めてかかられる病院であればあらかじめ電話で確認しておかれるとよいでしょう。

ワクチンをうつ時期と回数

標準的なのは、生後2ヶ月後ぐらいに第一回目、それから1ヶ月後に2回目を受けます。その後は、1年に1回ずつ受けます。
保護した子の場合は、健康状態をチェックし、健康であれば1回目を受け、それから1ヶ月後に2回目を受けます。その後は上記どうりです。